喫茶店巡りが趣味の人あるあるかもしれませんが、お気に入りの喫茶店が徐々に増えていくため、ついそちらに足が向いてしまい新規開拓に時間がかかったりします。
今回ようやく訪れることができたのは、渋谷と表参道の間に位置する「蔦珈琲店」さんです♩
紅葉のシーズンも過ぎ、冬真っ只中だったこの日。
本来ならツタでぎっしりと覆われているはずの「蔦珈琲店」の入り口は、半分以上が巻きひげの状態でジブリ感は少し控えめでした。
扉に向かうまでの小道も素敵ですよね。もし混んでいて外で待つことになったとしても、屋根もあるし趣もあります♩
表参道とはいえ地元の常連さんが多い喫茶店だろうと、ある程度覚悟をして扉を開けると、案の定ほぼ満席。運良く1テーブルだけ、しかも中庭が望める場所が空いていてそちらに通していただけました♩
店内は面積はそこまで広くないものの、床から天井まで一面ガラス張りの窓のおかげで自然の光が差し込み開放感がありました。
ここだけホテルのラウンジカフェのような、特別な空間です。
8組ほどのお客さんがテーブル席でカウンター席で顔を付き合わせて話に夢中になっています。こうやってお客さんが夢中になれているのは居心地が良い証拠だなと感じます。
席に着きお水をいただきながら、テーブルに常備されているメニューを凝視します。
コーヒーを単品で頼むと750円と少しお高い印象がありますが、ケーキセットにすると1,300円、人気のクロックムッシュセットは1,400円、カレーライスセットは1,500円と、MAXでも1,500円。ホテルのラウンジだと思えばそこまで高くはありません。
そして何より周りを見渡して注文が多いなと感じたのは「珈琲のおかわり」350円です。デミタス以外のコーヒーなら350円でおかわりが可能だというのです。
例えば私が頂いたカフェオレ(750円)をおかわり(350円)すると、2杯で1,100円。なんとカフェオレが一杯550円でいただけることになるんです。
しかもお店側がおかわりを前提にしているということは、そこそこ長居をしてもOKというメッセージも含まれているかもしれません。
個人店ゆえに安易に真似はできない、良いサービスだなと思いました。しかもこんな素敵なカップで優雅にいただける。多くのお客さんに愛されるわけです。
私が注文したのはレアチーズケーキとカフェオレのケーキセット。
カフェオレは香り高くまろやかな、申し分のない味わい。油断して飲み干してしまわないように時間をかけていただきました。
レアチーズケーキは自家製。土台にはしっかりめのクッキーの生地が敷いてあり、レアチーズのやさしい酸味と調和して珈琲にもぴったり。とても美味しかったです♩
気がづくと、それまでカウンター席にいたお客さんがみんな居なくなっているほど、すっかりくつろいでしまいました。
お店のママやスタッフの方がとても優しい接客で、それもゆっくりできた理由かもしれません。
夕方過ぎだったため、早めの夕飯なのかカレーセットとクロックムッシュを注文されている方がいて、ガーリックの香りにそそられ後ろ髪を引かれながら「蔦珈琲店」を後にしました。
【南青山 蔦珈琲店】
住所:東京都港区南青山5-11-20 1F
アクセス:東京メトロ 表参道駅B1出口 徒歩6分
渋谷駅 徒歩15分
定休日:月曜日
営業時間:火〜金10:00〜20:00(L.O.19:30)
土日祝12:00〜20:00(L.O.19:30)
最新情報:蔦珈琲店HP
その他:全席禁煙、現金のみ
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